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頼もしいと思えること
被災地に行く前は、被災の程度というのは沿岸部が最もひどく、内陸に向かって徐々に軽くなっているものだと思っていました。実際に言ってみると、海や川の近く、平地の被災状況が甚大なのは予想通りだったのですが、その程度は少しずつではなく、びしっと線を引くことができそうな程、被災している場所と助かった場所が明確に分かれていました。例えば、家が流され、その敷地は瓦礫の山になっている場所の隣の家が、全く損傷なく無事だったりするのです。
ですから、広大な瓦礫平野少し離れれば、のどかな田園風景や緑の美しい山並みが広がり、ごく普通に生活している人たちの姿が見られます。そこでは小さな商店も、大型の複合型スーパー&ホームセンターも営業していて、手に入らないものはなさそうです。

しかし、そんな平和な市街地の中で、異様に感じるのが、走り回るパトカーの台数の多さ、ものものしい自衛隊の装甲車。特に、自衛隊の大型車両とすれ違う時には、被災地ではなく戦場に来たような気分になりました。

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最初は、ちょっと恐い感じがしたけど、各所で復旧作業をしている姿を見て、だんだん頼もしいと思えるようになりました。
今回の震災で、いろんなことやものに対する考え方が少しずつ変わってきている感じがしますが、これもその一つですね。
by akaisaki | 2011-06-09 21:53 | 陸の散歩
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